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甲子園の土を最初に持ち帰った人物とその理由

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今回は「甲子園の土」にまつわる雑学を紹介します。

高校球児達が青春を謳歌する甲子園!

負けた高校球児たちは、涙を流して悔しがりながら、ベンチの前にあるグラウンドの土を袋に詰める――なぜ、高校球児たちはなぜ甲子園の土を持ち帰るようになったのか?

最初に甲子園の土を持ち帰った選手は、1949年の第31回の甲子園で、福岡県代表小倉北高の福島一雄投手でした。

小倉北高の過去2年間の大会成績は、6回連続での甲子園連続出場を果たし、夏の甲子園も2回連続で連覇。更に、5試合連続の完封を果たし優勝候補筆頭でした。

福島投手にとっても、この大会が最後の甲子園でしたし、3連覇もかかっていたことから強い気持ちで試合に臨んでいたことでしょう。

しかし、福島投手は準々決勝で打ちこまれ、更に肩を痛めてしまい降板。その後、延長戦の末、サヨナラ負けを喫してしまいました。

その直後、福島投手はベンチを立ち、ホームベースへと向かいしゃがみ込んで土を握りしめ、ズボンのポケットに入れたそうです。

ただ、福島投手は無意識に行動をとったため、土をポケットにしまったことを忘れていて、その後、運営委員から、土を思い出にしてほしいとの連絡があり、甲子園の土を植木鉢に入れて大切にしたそうです。

これが最初に甲子園の土を持ち帰るという行動で、この話がルーツとなり、負けた高校球児たちが甲子園の土を持ち帰るようになりました。

戦後間もないころから、ずっと続いてきたんですね(p゚∀゚q)キュキューン

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