今回は「iMacのネーミング」についてご紹介です。
12年間に渡りスティーブ・ジョブズと仕事をしたクリエイティブ・ディレクターのケン・シーガル氏が自身の講演の中で「iMacのネーミングをした際の逸話」をお話しされたそうです。

以下、引用です。
iMacを初めてみた時、驚いた。本当に社運をこれにかけていいのか、と。1週間くらいスティーブ・ジョブズとミーティングした。その時は「C1」というコードネームだった。iMacという名前を最初から気に入った訳ではなかった。彼は妥協しない人だった。「MacMan」という候補を持っていた。みんな驚いた。最悪だよ。しかしスティーブ・ジョブズは最高だと思っていた。
Walkmanみたいですよ、というと、それでいいんだよ、と。コンシューマエレクトロニクスの概念を頂けるんだからいいんだと。
重いので名前がポータブルが想起されるものではいけない、おもちゃを想起するものではいけない。それがMacManはウォークマンやパックマンを想起するし、男女差別的であった。
それで5つの名前を作って、それぞれ理由を書いてもっていった。最後にiMacをまた持っていった。コンピュータはみんなにアピールしなくてはいけないのでEveryMacはどうかな、と。miniMac、ぜんぜんミニじゃない。他のはひどいので披露はしないが、最後にもう一度iMacを持ち出した。
最初の4つはダメだとスティーブ・ジョブズはいった。iMacもそれほどいいと思わないといった。やはりMacManしかないな、と。ちょっとショックだったが、1週間後に行った。3つ新しいものをみせて、もう一度iMacをみせた。今週聞くとそんなに悪くないが、やっぱりMacManだ、と。
次の日にMacの人と話をしていると、スティーブ・ジョブズがコンピュータにiMacというラベルをはって周りの人に見せていたよ、と。そしてiMacに決まったとスティーブ・ジョブズの裁定があった。
NETAFULL
こうして危うく「MacMan」とネーミングされるところだったようです。
ケン・シーガル氏がしつこく「iMac」を提案してくれて良かったですね。
でも、個人的には「MacMan」推しです(p゚∀゚q)キュキューン